[ショーシャンクの空に]のおすすめ度
絶望の淵に立たされても、決してあきらめず、
考え続ければ何かしらできる、ということはとても考えさせられます。
また、「レッド」が本当に改心できたシーンも、個人的には印象に残っていて好きです。
かなり良い作品だと思います。ただ、事前に名作だ、名作だと言われて観たのが良くなかったのかもしれません。
もっと、泣ける感動作なのかと思っていましたが、そういう作品ではありません。
刑務所でのシーンはえげつないものが多いです。
その分、刑務所内での仲間、特にアンディとレッドの友情がどれほど強固なものか、が伝わってきます。
ショーシャンクの空に のあらすじ
主人公のアンディ・デュフレーンは
妻とその不倫相手を殺した容疑をかけられ、逮捕される。
アンディは無実を主張し続けるが、終身刑の判決を受ける。
そしてショーシャンク刑務所に収監されることになる。
ショーシャンク刑務所は、刑務所らしい、といえば刑務所らしく
刑務官の暴力や、囚人同士の争い、いじめ、暴行が行なわれていた。
そのような大規模な刑務所を、ノートン所長が絶対的な権力を振るい、囚人たちを支配していた。
刑務所内には日用品やタバコなどの
娯楽になるものを外部から調達してくる「調達屋」のレッドがいた。
アンディと同じ終身刑を宣告されたレッドは
二十年以上もこのショーシャンクで服役していたが
仮釈放の見込みがいっこうに立つ気配はなかった。
囚人となってしまったアンディは、しばらくは無実を証明するための行動を試みたが
囚人の立場での立証は難しく、微かにあるか、無いかという望みも絶たれてしまう。
レッドと仲良くなったアンディは少しずつ、刑務所の生活になじんでいく。
逮捕される前は銀行の副頭取だったアンディは、不正な金を扱うノートン所長の信頼を得られるようになり
刑務所長の会計係を務めるようになった。
アンディは周到に用意した脱獄ミッションを一人で実行する。
レッドは、本当の意味で改心する。
そしてエンディングへ。
ショーシャンクの空に の原作
スティーヴン・キングの中編を集めた作品集『恐怖の四季』に収録されている
「刑務所のリタ・ヘイワース」が原作になっている。
アンディを演じるのはティム・ロビンス。
突然にショーシャンク刑務所に入れられた人間が
それでもなお、希望を持ちながら生きていく姿を演じている。